横浜エリアでは、中古住宅取得数のうち、約25%~30%の戸建住宅の売買取引が行われています。分譲マンションに比べて、取引事例が少ないものの、決して需要が低いわけではありません。
このページでは、戸建て住宅の売却を成功させるポイントを4つ紹介していきましょう。
まず、最初にしておきたいのが売却価格の相場を把握することです。今回は、中古一戸建ての売却相場について調べてみました。
横浜市は全18区あり、市内のエリアによっても実際の取引相場が異なることが特徴です。まず、横浜市内の中で価格相場の高いエリア上位3つが下記になります。
横浜市中区 | 価格相場 6,782万円 ※内3LDK~4LDK 5,775万円 |
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横浜市都筑区 | 価格相場 6,218万円 ※内3LDK~4LDK 6,127万円 |
横浜市青葉区 | 価格相場 6,157万円 ※内3LDK~4LDK 5,694万円 |
※参照元:アットホーム(https://www.athome.co.jp/kodate/chuko/souba/kanagawa/yokohama-locate/)2021年7月時点
この3つのエリアの中で最も販売戸数が多いのが横浜市青葉区エリアでした。また、4LDK以上の間取りの戸建住宅数の割合が全体数の70%を占めていることも特徴です。
対して、横浜市内で価格相場ワースト1が横浜市旭区の3,260万円でした。
横浜市内全体の価格相場は4,238万円となり、3LDK~4LDKの平均は3,956万円という結果が出ています。また、実際に販売中のものを確認すると、築15年以上のものが多いことがわかります。
同じ横浜市内でも価格相場の幅は広いため、まずは自己の所有する物件のエリアの相場をチェックすることがおすすめといえるでしょう。
土地建物の売却にあたる中古一戸建ての場合は、地元をよく知る土地の売買に強い業者を選ぶこともポイントです。
建物の築年数が経過するにつれ、建物本体の価格は低くなりますが、土地については立地や形状、周辺環境などの要因によって価格が形成されます。そのため、的確な土地査定ができること、土地の取扱いが多いことなども重要となります。
また、中古物件をスムーズに売却するためには、建物を取壊して土地のみで売却した方が良いのか、土地建物として売却した方が良いのかの判断も必要です。
土地に強い業者であれば、状況に応じた売却方法のアドバイスをもらえる点もメリットでしょう。
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不動産売買の際、ほとんどの場合に実施されるのが買手による内見です。
居住用住宅を探している買手にとっては、建物の状態や敷地の状態、近隣状況が購入の判断材料となります。そのため、すでに空き家の家だけでなく、売主が居住している場合でも内見することがあります。その際に、室内が整理整頓されておらず、物が散乱していると、当然印象も悪くなるため注意が必要です。
また、敷地内の草が伸びっぱなしの状態なども避けましょう。
買手が決まってから建物や敷地を整えるのではなく、売却前からしっかりと管理し、きれいな状態を維持しておくことがポイントです。
これは、一戸建て住宅に限ったことではありませんが、売却にあたり登記上の権利関係を明らかにしておく必要があります。
例えば、建物は自己所有でも土地は相続により共有持分となっているケースや借地権の土地に建物が建っているケースなど様々な事例があります。これらの権利は、売却に伴い新しい所有者にも引き継ぐものとなります。
借地権の売却では、土地所有者の承諾を得る必要もあり、土地が共有の場合は、共有者の持分を買取り、自分1人の所有としてから売却する方が価格も下がらず、買手も見つけやすいといえます。
このように、権利の種類や有無によって注意すべき点が異なりますので、事前に確認しておくことが大切でしょう。
次に2022年9月時点で不動産流通システムであるレインズで公表されているデータに基づいて、横浜市の中古戸建て物件の売却相場とその推移を見ていきましょう。
2022年1月から8月までの横浜の中古戸建て物件の取引件数は、90件から160件程度となり、7月を除いてどの月も対前年比0%を下回るという結果で、取引がペースダウンしている様子がうかがえます。
また売却価格としては、4200万円~4800万円の間を推移しており、対前年比では、3月を除いてプラスとなっております。
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